消費税インボイス相談会
インボイス登録はするべきか
インボイス制度開始まで残り3ヶ月を切りましたが「インボイスは気になるが何だかよくわからないので何もアクションを起こしていない。このままで大丈夫なのだろうか・・」と不安を抱えている事業者の方々もまだまだ多いのではないでしょうか。
今回(令和5年7月4日)青色申告会の相談会の担当となり、数件のインボイス相談に対応しました。それを経験して改めて思ったことは、インボイス登録をどうするかの判断は、ケースバイケース&あくまでも予測に基づいて検討するしかない部分もあり、それほど簡単なものではないという事です。
さまざまな経過措置等が追加されているが
インボイス導入に向けては何度も改正が行われ、現在さまざまな経過措置等が設けられています。
初めて消費税に関わることとなる事業者の事務負担を軽減したり、小規模な事業者については期限はあるが少額不追及とするなど、インボイス登録を促す方向で、あの手この手の手続き等柔軟化措置が準備されています。
けれどもやはりインボイス登録すべきかどうかは、事業者一人一人が、自分の置かれている状況ごとに、メリット・デメリットの度合いを考えあわせて判断しなければなりません。
特にこれまで消費税申告が不要だった免税事業者がどうすべきかは、慎重に判断することが大切です。理由は、どのような選択をするにせよ、よく理解できないまま決めてしまうと「こんなはずではなかったのに・・」という事態になってしまうリスクがあるからです。
何かしらの個別相談はするべき
現在、税務署でもさまざまなインボイス周知のための活動がされています。また、税務署以外でも、今回のような予約制の相談会や随時のインボイス相談ができる場もあります。
そもそも消費税のしくみを理解すること自体、簡単なことではありません。プラス、インボイスについて自力で検討することには無理がある場合が多いと思われます。
「どうしたらいいかわからない」のはごく普通のことなので、不安がある方は思い切って税理士等へ相談することをお勧めします。
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