医療費控除 | どのくらい軽減できる?注意点は?

(Jimmyblog-No.0061)

入院や手術があった年は税額軽減が可能

今年、あなたや家族に病気やケガ(入院、手術など)があり病院代や薬代が結構かかったという方は、要件を満たせば、手続き(確定申告、e-Taxも可)することで税金(所得税・住民税)を軽減できます。

どのくらい軽減できるか

軽減ってどのくらい?かというと、たとえば年間で医療費を合計50万円支払った場合、あなたの上限税率が20%であれば(50万円-10万円)×(所得税20%+住民税10%)=12万円となり、所得税と住民税合計で12万円程度税金が安くなります。

よくある誤解と注意点

《注意点》

・入院給付金や高額療養費などで補てんされた分は除く。つまり自腹の支払だけが対象。
・入院費20万円<入院給付金35万円の場合の差益15万円は、他の医療費には影響しない。つまり他からは引かなくてよい。
・所得が少ない(200万円以下の)年は、10万円のラインは下がる。
・本人分と家族分を合わせてよい。所得税は超過累進税率(5%~45%)なので、共働きなどの場合、上限税率の高い人が申告するのが有利。

過去5年なら遡って還付申告できることも

「過去年に失念していた場合は5年間は遡って還付申告できる」「ドラッグストアなどで買った薬代から計算する“セルフメディケーション税制”を選ぶこともできる」などの決まりもあります。詳細は税理士へ相談するとよいでしょう。

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